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エイドリアンニューウェイの本「HOW TO BUILD A CAR」を読んでみた

エイドリアンニューウェイの本が出版されたのを知ったのはつい最近のこと。

なんとなくAmazonでF1の空力について勉強できる本を探していたら見つけました。

「これは!!」と思い即買いしてしまったのですが、読んでみるとこれがなかなか面白い。

今回はエイドリアンニューウェイの本「HOW TO BUILD A CAR」を読んでみた感想をちょっと書いていきます。

HOW TO BUILD A CAR

エイドリアンニューウェイと言えばF1好きならご存知の方も多いであろうレッドブルレーシングの空力デザイナー。

過去にはレッドブルレーシングを四年連続ワールドチャンピオンに導いたお方で、「空力の鬼才」とまで称されるほど。

そんな彼の本とあって早速読んでみました。

2018年のオーストラリアGPのDAZNの実況でモータースポーツジャーナリストの小倉茂徳さんもこの本を読んだと言ってましたね。

小倉さんによると、この本はエイドリアンニューウェイの人生やこれまでについて彼にお話を伺ったライターさんが書いた彼の自伝なんだそうです。

中身は当然ながらすべて英語。

実際に読んでみると分からない単語がチラホラ出てきて、その都度辞書で単語の意味を調べながら読み進めていきました。

文構造も難しい部分があり、TOEICで800点近く取っている僕も苦戦しながら読んでました。

ただ書いてある内容はとても面白い。

エイドリアンニューウェイの子供のころから今に至るまでの人生について時系列で書かれてます。

今でこそ空力の鬼才とまで言われているエイドリアンニューウェイですが小さいころはタミヤのプラモデルを見ながら車の各パーツの名前を覚えたそう。

今まで雲の上の存在に思えていた人も最初は車のパーツを覚えるところから車を知っていったんだぁと思うとなんだか親近感が少し湧きますね。(笑)

本の中では今まで彼が設計に携わったマシンの図面が載せられていたりします。

大学で機械工学を専攻している僕にとってはこれがめちゃくちゃ面白い。

単純にF1マシンの設計ってどのように行われているのか、具体的にどのような図面を描いているのか、彼が何を考えながら設計しているのか。

図面を見ているとそれらを感じることが出来るんです。

しかもF1マシンの図面なんて今まで見たこと無かったからとても興味深いんですよね。

技術的な内容も出てくるので、正直英語で読むには難しい箇所もありますが、エイドリアンニューウェイが設計の段階で辿った思考回路に自分も辿ることが出来るのは機械工学を専攻している自分としてはかなり面白いし、曖昧な理解ながらもどんどん読み進めました。

また、本の中ではチームの一員として、設計者としてどのような視点でレースを見ていたのかについても書かれてますね。

普段僕たちはそのような視点でレースを見ることは無いし、一人のファンとしてF1を見てます。

だから設計者として、チームの一員としての視点は新鮮です。

エイドリアンニューウェイはこの本の中で2012年のブラジルグランプリについて振り返っていますが、僕自身もこのレースはかなり記憶に残るレースでした。

アロンソとベッテルがタイトルを争う中で、ベッテルはオープニングラップの4コーナーでスピン。

絶望的と思われた状況からベッテルは怒涛の追い上げを見せ、見事ベッテルがワールドチャンピオンに輝いたあのレースです。

あの時エイドリアンニューウェイがどのような気持ちでレースを見ていたのか、何を考えていたのかを振り返っています。

F1ファンとしての自分の視点とチームの一員としてのエイドリアンの視点。

これらを対比しながら読んでいくのはかなり面白いです。

F1好きには是非読んでほしい

洋書なので、すべて英語なのは日本人にとって大変なところですが、読んでみる価値は十分にあると思います。

僕自身、まだまだ英語力が足りないのですべての内容を理解できたわけでは無いですが、F1の設計者として彼がどんな人生を歩んできたのか、何を考えているのか、疑似体験できて新しい発見はたくさんありました。

また、メカニカルな話もかなり楽しめました。

自分の流体力学の知識と本で書かれているF1マシンの空力の話を照らし合わせてながら読んでいくのはとても面白いです。

日本人にとっては決して簡単に読める本では無いかもしれないですが、F1好きな方なら絶対に楽しめる内容になっているので読んでみてほしいですね!